「パソコンを使う仕事に興味はあるけれど、自分にできる気がしない」
見学にいらっしゃる方から、この言葉を本当によく聞きます。興味があるからこそ、できなかったときのことを想像してしまうんですよね。その気持ち、よく分かります。
札幌市清田区の就労継続支援B型事業所 ONEGAME(ワンゲーム)札幌清田 では、生成AIを使った画像づくりや動画編集、ブログ記事の作成などに取り組んでいます。そして通われている方のほとんどが未経験からのスタートです。
この記事では、「AIを使った作業」が実際どんなものなのか、パソコンが初めての方がどんな順番で慣れていくのかを、できるだけ具体的にお伝えします。
AIを使った作業って、具体的に何をするの?
「AI」と聞くと難しそうですが、やっていることは意外と地味で、そして楽しいです。ONEGAME札幌清田では、こんな作業に取り組んでいます。
画像生成|言葉を打ち込むと、絵ができあがります
SNS用のイラストや商品写真のような画像を、生成AIでつくる作業です。「雪が降る札幌の街並みを、あたたかい色合いで」——こんなふうに文章で指示を出すと、数十秒で画像が生まれます。
絵が描けなくても大丈夫。むしろ必要なのは「どんな雰囲気にしたいか」を言葉にする力です。思ったとおりのものが出てこないときに、言葉を変えて試し直す。その試行錯誤自体が作業になります。
動画編集|ショート動画やYouTube向けの編集
撮影された素材に字幕を入れ、BGMを合わせ、いらない部分を切る。編集ソフトの操作は、慣れれば決まった手順の繰り返しです。AIが字幕を自動で書き起こしてくれるので、以前より格段に始めやすくなりました。
ブログ記事の作成|文章を組み立てる作業
事業所のブログやSNSに載せる記事を書く作業です。ゼロから書くのではなく、AIに下書きを出してもらい、それを読みやすく直していく形なので、「作文が苦手」という方でも取り組めます。
SNS運用|InstagramやXの投稿づくり
投稿する画像と文章を用意して、決まった時間に発信する。反応が数字で返ってくるので、手応えが分かりやすい作業です。
LINEスタンプ制作|実際に販売までつながります
イラストを描き、審査に出し、ストアに並べる。ONEGAME札幌清田のスタンプは実際に販売中で、「自分がつくったものが、お店に並んでいる」という体験ができます。
ハンドメイド商品の企画・販売
手作りの作品に、AIでつくった商品画像や販売ページの文章を添えて売る。パソコン作業と手仕事が、ここでつながります。
未経験の方は、こんな順番で進んでいます
いきなり作品づくりを求められることはありません。だいたい、こんな流れです。
1か月目:とにかく触ってみる
マウスの動かし方、文字の打ち方から始める方もいます。まずは「怖くない」と思えるところまで。
2〜3か月目:AIに指示を出してみる
言葉を打ち込んで画像が出てくる、あの瞬間の面白さを知っていただきます。この段階が、いちばん盛り上がります。
3〜6か月目:作業として仕上げる
「人に見せられる状態にする」ことを覚えていきます。ここが実は一番のポイントで、AIが出したものをそのまま使わず、手を入れて整える力が身につきます。
その先:得意なことを見つける
画像が好きな方、文章が向いている方、動画に集中できる方。人によってまったく違います。合わないと感じたら、途中で作業を変えても構いません。
ペースには個人差があります。半年かける方もいれば、もっとゆっくりの方もいます。誰かと比べる必要はまったくありません。
なぜ、未経験でも形になるのか
AIが使えるようになって、「何かをつくる」ことのハードルが大きく下がりました。
以前なら、イラストを1枚描くのに何年もの練習が必要でした。今は、伝えたいイメージを言葉にできれば、最初の1枚が生まれます。動画編集も、字幕を手打ちしていた頃に比べれば作業量は何分の一かです。
技術の壁が下がった分、残るのは「どうしたいか」という部分だけ。 そこは経験の有無ではなく、その人らしさが出るところです。だから未経験の方でも、始めた日から作業に参加できるんです。
身につくスキルは、事業所の外でも通用します
生成AIを日常的に使いこなせる人は、実はまだ多くありません。企業でも「使える人がいなくて困っている」という声を聞きます。
ここで身につけた画像生成や動画編集の力は、そのまま履歴書に書けるスキルです。将来的に一般就労を目指す方にとっても、働く選択肢を広げる材料になります。
もちろん、就職を急ぐ必要はありません。「まずは通うことに慣れる」という段階の方も、たくさんいらっしゃいます。
こんな方が通われています
- パソコンやクリエイティブなことに興味がある方
- 体調に波があり、自分のペースで働きたい方
- 大人数の中にいるのが苦手な方
- 軽作業だけの作業所が合わなかった方
- 札幌市清田区・厚別区・白石区・豊平区にお住まいの方
「向いているか分からない」という段階でも大丈夫です。それを確かめるために、体験があります。
通いやすさについて
〒004-0841 札幌市清田区清田1条4丁目5-41 NIHONEISEI NO2ビル 2階
札幌市清田区役所から徒歩約5分。地下鉄東西線の大谷地駅・南郷18丁目駅・南郷13丁目駅・南郷7丁目駅、南北線の福住駅からバスでお越しいただけます。清田区外、厚別区や白石区から通われている方も少なくありません。
通所は週1日・短時間から調整できます。「今日は集中が続かない」という日は、作業を変えたり、休憩を長めにとったりしながら進めます。
よくあるご質問
Q. タイピングができません。それでも作業できますか?
できます。人差し指で打つところから始めた方も、今は普通に記事を書いています。作業しているうちに、自然と速くなります。
Q. AIの専門知識や、プログラミングは必要ですか?
まったく必要ありません。使うのは日本語だけです。
Q. 自分のパソコンを持っていないのですが。
事業所の機材を使っていただけますので、ご用意は不要です。
Q. 絵心がなくても画像生成はできますか?
はい。手で描く必要がないのが、生成AIのいちばんの特徴です。
Q. 障害者手帳がなくても利用できますか?
医師の診断書や意見書などで利用できる場合があります。お住まいの区の障がい福祉担当窓口、または主治医にご相談ください。
Q. 見学したら、申し込まないといけませんか?
そんなことはありません。見て、合わないと思えば断っていただいて構いません。
見学は「見るだけ」で大丈夫です
ここまで読んで、少しでも気になる部分があったなら、一度実際の様子を見にいらしてください。
作業している方の手元を覗いて、「あ、こんな感じなんだ」と分かるだけでも収穫だと思います。その場でお返事をいただく必要はありませんし、しつこくご連絡することもありません。ご家族だけでのご相談、支援員さんとご一緒の見学も歓迎です。
電話番号 011-398-8502 (受付時間:平日 10:00~16:00)
平日以外のお問い合わせは、090-9432-9500
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